<THAAD>韓国国防部長官「SLBM・ムスダン・スカッドすべて迎撃可能」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.11 09:49
韓民求(ハン・ミング)国防部長官が10日、「高高度ミサイル防衛(THAAD)体系で北のムスダンミサイル(北朝鮮では火星10号)と潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を迎撃することができる」と述べた。この日午前に出演したKBS(韓国放送公社)番組『日曜診断』でだ。韓長官は「THAADは(射程距離が)3000キロ以下の短距離、準中距離ミサイル迎撃体系」とし「(北のSLBMが)東海岸の東北側から韓半島(朝鮮半島)に向かって飛んできても迎撃が可能」と繰り返し強調した。
北朝鮮は9日午前11時30分、咸鏡南道新浦(シンポ)沖でSLBM発射実験をした。韓国と米国が在韓米軍のTHAAD配備を公式宣言した翌日だ。SLBMは水中の潜水艦から圧力を利用して水面上に発射した後(コールドローンチ)、空中で点火して飛行する方式。海中を移動する潜水艦から発射するSLBMは事前探知が事実上不可能であり、脅威を与える戦略武器に挙げられる。しかし北朝鮮がこの日発射したSLBMは数キロ飛行して空中爆発したと軍当局は見ている。