サムスン物産・KEBハナ銀行…2つの大規模合併会社がきょうスタート(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.01 11:32
サムスングループの実質的な持ち株会社役を担うことになる「新サムスン物産」が1日にスタートを切る。サムスン物産と第一毛織が合併して新たに生まれる新サムスン物産は建設、総合商社、ファッション、食品とレジャー、バイオの5大事業を軸に2020年に売り上げ60兆ウォン(約6兆1551億円)、税引き前利益4兆ウォンを目標とする。統合法人の株式時価総額は27兆ウォン台で、サムスン電子、現代自動車、韓国電力に次いで時価総額4位の企業になる見通しだ。9月4日に合併法人登記を終わらせ9月15日には証券市場に新株が上場される。
統合法人の理事会議長はチェ・ジフン建設部門代表理事社長(58)が引き受ける。ファッション部門は尹柱華(ユン・ジュファ)代表理事社長(62)が、飲食・レジャー事業を管轄するリゾート・建設部門は金鳳栄(キム・ボンヨン)代表理事社長(58)が担当する。商社部門は金信(キム・シン)代表理事社長(58)が指揮する。
統合のシナジー効果を出すため4部門の代表理事は「シナジー協議会」を構成し運営する。これら4人の経営陣のほかにも経営戦略と企画を担当した李富真(イ・ブジン)ホテル新羅社長(45)が経営に参加する。統合法人の株式5.5%を保有する李社長は旧第一毛織で経営戦略担当社長を務め、旧サムスン物産では商社部門の顧問として力を発揮した。李敍顕(イ・ソヒョン)第一企画社長(42)は統合法人の株式5.5%を保有した状態でファッション部門の経営に直接参加する。サムスン物産の株式4.8%を保有するサムスンSDIを除くと循環出資構造が消えたサムスンはサムスン物産(19.3%)→サムスン生命(7.6%)→サムスン電子へとつながる支配構造単純化作業を事実上終える。