金正恩、万景台にトウ小平など「ろう人形展示館」承認…中国に和解の信号
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.06 10:49
北朝鮮と中国が金日成(キム・イルソン)の生家がある万景台(マンギョンデ)にろう人形展示館を共同で設立する。最近関係が冷え込んでいた朝中双方が展示館を通じて過去の「血盟」関係を復元しようという動きと解釈される。
環球時報は5日、中国の偉人ろう人形館と北朝鮮の万寿台芸術創作社が共同で平壌(ピョンヤン)万景台にろう人形展示館を設立する予定だと報じた。万景台は金日成の出生地であり、北朝鮮では革命のゆりかごと呼ばれている。
展示館設立の中心にいる人物は中国偉人ろう人形館の章黙雷館長。章館長は1996年に金日成主席のろう人形を制作、2013年には金正日(キム・ジョンイル)総書記のろう人形を作って北朝鮮に提供した。金正日の母・金正淑(キム・ジョンスク)のろう人形も制作し、北朝鮮に送った。このような活動が認められ、昨年、章館長は北朝鮮から外国人では初めて「人民芸術家」称号を受けた。