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<韓国旅客船沈没>兪会長、検察急襲のとき別荘内の“秘密空間”に隠れていた(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.24 09:19
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兪炳彦(ユ・ビョンオン)清海鎮(チョンヘジン)海運会長(73)にとって別荘で過ごした一日が運命の分かれ目となった。

検察は5月25日夜、順天松峙斎の別荘「森の中の追憶」を家宅捜索したが、2階の丸太壁の内側の空間に隠れていた兪会長を目の前で逃した。その後、別荘を抜けた兪会長は6月12日に付近の梅畑で変死体として発見された。

 
仁川地検によると、検察は5月25日未明に逮捕した救援派の信徒ハン容疑者(50、拘束)から「兪会長を順天の別荘で見た」という決定的な供述を確保した。直ちに捜査官を「森の中の追憶」別荘に派遣した。午後4時、玄関のドアを開けようとしたが、鍵がかかっていたため、検察は家宅捜索令状の発行を受け、午後9時30分に別荘に入った。この時はすでに兪会長が“秘密空間”に隠れた後だった。捜査官はこの日午後11時20分まで2時間ほど別荘を家宅捜索をした後、現場にいた女性秘書シン容疑者(33、拘束)だけを逮捕し、撤収した。

秘密空間は2階の壁の中に隠れていた。丸太の壁を長方形に切って作られた出入り口を開けて入ると、10平方メートル(約3坪)の空間が出てくる。左右の端が屋根の傾斜面に沿って傾いた屋根裏部屋の構造だ。床には横になれるようスチロフォームが敷かれていた。内側に木で作られた施錠装置があり、外は出入口が分かりにくいよう丸太をあてて壁に見せかけていた。壁の前には、過去の喫茶店当時に使われた大型ソファが置かれていた。

検察は当時、この空間の存在に気づかなかった。兪会長と別荘で一緒に起居した秘書のシン容疑者は1カ月過ぎた6月26日、こうした事実を語った。シン容疑者は連行直後、「兪会長を見ていない」「兪会長は前日に知らない男性と消えた」などと偽りの陳述をしていたという。

シン容疑者の供述の翌日(6月27日)、捜査官が軒下の部屋の扉を外して入ると、中には現金8億3000万ウォン(約8300万円)と米貨幣16万ドルが入った旅行かばんが2つあった。


<韓国旅客船沈没>兪会長、検察急襲のとき別荘内の“秘密空間”に隠れていた(2)

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    <韓国旅客船沈没>兪会長、検察急襲のとき別荘内の“秘密空間”に隠れていた(1)

    2014.07.24 09:19
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    警察が軒下に作られた部屋を調査している。兪炳彦(ユ・ビョンオン)会長側はこの部屋の出入り口を丸太の壁にし、分かりにくくした。
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