20年間、数万人の日本人にキムチを贈った韓国料理伝導師

20年間、数万人の日本人にキムチを贈った韓国料理伝導師

2016年10月28日08時55分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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李明姫さんのキムチプレゼント・プロジェクトは成功した。日本人が今度はなぜキムチをくれないのかと電話するほどだ。
  日本人にとって食べ物は幸福の手段だ。心と嗅覚、視覚が動いてこそ箸を取る。そんな食へのこだわりがある日本で韓国料理愛の火種を投じた「キムチ伝導師」李明姫(イ・ミョンヒ)さん(58)が話題だ。李さんが運営する大阪・宗右衛門町にある300坪規模の韓国料理専門店「韓日館」はお客さんの70%以上が日本人だ。

  「日本に来て間もない時でした。姉〔米国で韓国宮中料理専門家として活動する李明淑(イ・ミョンスク)さん〕とタクシーに乗っていたら日本人の運転手が突然車を止めると降りろと言ったのです。ニンニクの臭いがひどくてこれ以上運転できないというのです」

  30年前の話だ。韓国料理に対する日本人の否定的な認識を実感した瞬間だった。このような経験のためか、李さんは20年前から毎年2回、日本人1000人を選んでキムチをプレゼントしている。韓国料理の素晴らしさを知らせるためだ。

  「日本に来て賃貸に住んでいた時のことです。大家さんがお盆やお正月に必ず梅干をくれました。そのまま冷蔵庫に入れておいたりしていましたが、ある日とうとうその味にはまりました。」それを真似て始めたキムチプレゼント・プロジェクトは大成功だった。今ではプレゼントがもらえなかった日本人が電話で催促したりもする。始めた頃には「送るな」と言って拒否する人もいた。

  李さんが料理の勉強をするという姉について日本に来たのは1980年代初期。70年代半ばに退渓路(テゲロ)で小さなうどん屋を経営していた時だったが外国文化に対する強い好奇心が李さんを日本に導いた。食べ物に夢中だった姉は日本でも韓国料理屋を開き、そばで見守った李さんは思いついた。「この際私も食べ物で商売をやってお金も稼いで韓国料理も広めてみようか」

  そうして30年前に賃貸で大阪に「韓日館」をオープンした。初めは町内の飯屋レベルだったが今は大阪最大の韓国料理専門店に成長した。李さんは日本人がたくさん集まる所には必ずキムチ、味噌、清麹醤(チョングクチャン)など韓国の発酵食品を持って行く。韓国の食べ物の素晴らしさは自然発効という点を強調するためだ。

  韓国料理の世界化に対する李明姫さんの哲学は単純だ。「韓国人が自ら韓国の食べ物を誇らしいと考えなければなりません。健康食品だと言いながら、心の中ではニンニク、清麹醤の匂いを恥ずかしいと考えています。この匂いが発酵による良い匂いだと堂々としなければ韓国料理の世界化はほど遠いです」

  李さんはまた「韓国料理専門家を政府レベルで養成して外交政策の側面で韓国料理を勉強した若い人材の外国滞留期間を緩和すべきだ」と話した。
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