<韓中FTA批准>1カ月間で2度の関税引き下げ、フォークリフト輸出時に90万ウォン節減=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.01 13:31
韓国の全貿易量で中国が占める割合は25%と圧倒的だ。ところが韓国の対中輸出は昨年に前年比0.4%減ったのに続き今年1~10月も前年同期比4.2%減少した。中国が輸出から内需主導に成長戦略を変え韓国の中間財輸入を急激に減らしているためだ。ここにお金を放出する量的緩和政策のおかげで通貨価値が下がり価格競争力を高めた日本と欧州製品による市場蚕食も威嚇的だ。
中国に対する輸出減少は韓国の輸出全体に影響を及ぼすほかない。対中輸出が減り韓国の今年の輸出は1月から10月まで減少が続いた。特に10月の輸出は前年同月に比べ15.8%減った。2009年8月以降で最大の下げ幅だ。四面楚歌に陥った韓国の輸出企業には韓中自由貿易協定(FTA)が救援投手になると期待される。韓国が日本、米国、欧州連合(EU)のような主要競争国より一歩早く中国とFTAを結んだためだ。それだけ先取り効果を得られる。人口14億人が作る中国内需市場の規模は昨年基準で5兆7000億ドルと推定される。958品目の関税は発行と同時に撤廃される。航空灯油(関税率9%)、高周波医療機器(4%)のような製品だ。これら製品の対中輸出規模は昨年基準で年間87億ドル規模だ。10年以内には5846品目(1105億ドル)、20年以内に7428品目(1417億ドル)に対する中国側の関税がなくなる。