【中央時評】北朝鮮高官の軽い口の重い意味(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.11.14 14:15
冷麺と下品な言葉を交ぜて使った李善勧(リ・ソングォン)の口は軽かった。しかし、北朝鮮の権力層の本音が出たかのように、この言葉の意味は重く受け止められる。当局者会談ではないため機先を制する必要もないお客さん、未来に重要な投資家になり得る韓国企業家に剣突を食わすほど、彼の自信が大きくなったのは何を意味するだろうか。本来、軽くて攻撃的な口が得手である彼だったが、今回の発言はその水準をはるかに超えた。
注目される言及はもう一つある。「北朝鮮にも非核化に対する世論があります」。数カ月前に北朝鮮高位層が話したものと伝えられる。これは権力層の同意なしに金正恩(キム・ジョンウン)一人で非核化を決めることが難しいという意味に読まれる余地がある。このような言葉と行動は金正恩の意向に従わないほど、北朝鮮権力層の独自性が増した兆しともみられる。このようになった理由があるだろうか。