【社説】人事聴聞会、政争の場にするな=韓国
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2013.11.10 13:28
黄賛鉉(ファン・チャンヒョン)監査院長候補、金鎮太(キム・ジンテ)検事総長候補、文亨杓(ムン・ヒョンピョ)保健福祉部長官候補に対する人事聴聞会が11日から3日間に相次いで開かれる。監査院長のポストは梁建(ヤン・ゴン)前院長が青瓦台の監査委員人事に反発して辞任してから2カ月以上空席だった。蔡東旭(チェ・ドンウク)前検事総長は国家情報院のコメント事件捜査をめぐるパワーゲームを行う中で隠し子疑惑により不名誉退陣した。後任者の肩はそれだけ重い。保健福祉部長官もやはり鎮永(チン・ヨン)前長官が基礎年金を国民年金と連係した青瓦台の方針に反発し一方的に退いた。すでに1カ月以上長官のポストが空いている。3人の候補すべて乱れた組織を収拾し国政の中枢機関である監査、捜査、福祉全般の動力を取り戻そうとするそれぞれの重責を抱えている。
3つのポストすべてが要職であるだけに、巷間の事情を考慮すればいつになく候補者の資質と道徳性、政策能力に鋭い検証が必要な状況だ。「青瓦台と考えが合わない」として突然辞表を投げたり恥ずかしい個人事情で辞任するような人が再び出てくるなら国政だけでなく国の格にも致命打になるだろう。人事聴聞会は鋭い検証を通じそうした悪夢のシナリオを遮断する重要な装置だ。