韓経:【コラム】韓国を離れた自動運転車人材の苦言
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.02.12 08:43
2017年6月22日午後2時2分。ソウルの国会議事堂前に置かれた自動運転車「スヌバー」が始動した。ソウル大学知能型自動車情報技術(IT)研究センターチームが設立したスタートアップ(新生ベンチャー企業)のトルドライブが製作した車両だった。スヌバーは麻浦(マポ)大橋交差点と汝矣島(ヨイド)バス乗り換えセンター、KBSを経て再び国会前に戻る約4キロメートル区間を自動走行した。韓国で初めて都心部での自動運転が成功する瞬間だった。
トルドライブは自動運転車分野の権威とされるソウル大学電気情報工学部のソ・スンウ教授とその教え子が意気投合して2015年設立した。韓国の道路に最適化した自動運転車を作るという目標の下に、物体認識、側位、地図、車両制御技術を開発してきた。汝矣島での初めての都心走行を含め6万キロメートル以上を無事故で走行し技術力を立証した。