中朝・韓国・米国はそれぞれの思惑…絡まる非核化解決法(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.30 09:03
韓国は段階的・包括的ロードマップを北核解決法の方向として提示してきた。「核凍結→核廃棄」という2段階を大きな枠とし、交渉が一定のレベルに到達した後には非核化と終戦宣言、平和協定、制裁緩和などをテーブルに一度に載せて合意を引き出そうというのが骨子だ。「ゴルディアスの結び目を断ち切る方式」という青瓦台の立場もこうした背景から出てきた。これは段階ごとに見返りを望む北朝鮮、実質的な核廃棄関連措置が優先という米国とは違いがある。しかし3カ国すべてが従来の立場を固守できるかどうかは不透明だ。南北首脳会談および米朝首脳会談の開催がようやく合意にいたっただけに、3カ国首脳ともに成果を強く望んでいるからだ。過去とは違い首脳が直接談判をするトップダウン方式で果敢なやり取りをする可能性もある。
特に米国の場合、今秋の中間選挙が変数となる。トランプ大統領としては国内の政治的カードとして使用する外交的な成果が必要だ。朴仁フィ(パク・インフィ)梨花女子大国際学部教授は「米朝が会い、金正恩委員長が『我々の体制を認めれば非核化を含むいかなる要求も受け入れることができる』と述べ、トランプ大統領は『大陸間弾道ミサイル(ICBM)を廃棄して非核化の約束さえすれば段階的に見返りが与える』と言って合意し、その後の過程が進行する可能性もある」という見方を示した。