「ハッカー攻撃への露出水準、韓国が世界で2番目」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.21 08:58
昨年3月20日、主要銀行と政府機関、報道機関がまとめて混乱に陥った。突然パソコンと現金自動預払機(ATM)数万台が動かなくなったためだ。ニュースと資金の流れがストップする騒動を経験した後、韓国政府と企業はアドバンスドパーシスタントスレット(APT)攻撃の世界に目を向けた。韓国だけでなく世界のセキュリティソフトウェア会社もAPTハッカーと24時間戦争中だ。
この戦争の先鋒に立っている世界1位のAPTセキュリティ会社ファイア・アイのデーブ・メルケル最高技術責任者(CTO)が韓国に来た。ファイア・アイが主催したカンファレンスに参加するためだ。20日に会った彼は、「私はサイバー世界の悪党(ハッカー)を退治する人」と自身を紹介した。メルケル氏はひやりとするような警告からした。彼は「韓国は昨年米国に次いで世界で2番目にAPT攻撃を多く受けた国だ」と話した。昨年ファイア・アイが追跡したAPT攻撃4198件のうち10%が韓国をターゲットとした。彼は「サムスンやLGのような先端技術企業があること、依然として成長が続く韓国経済の位置づけ、最後に中国のすぐそばという地理的位置」を原因に挙げた。メルケルCTOは「産業情報のハッキングにもっと多くの関心を持たなければならない。2月にサムスンがギャラクシーS5を公開して1日で中国企業が同様のコピー製品を出す事例は産業情報ハッキングのごく一部にすぎない」と話した。