【時論】プーチンの「ロシア式の民主主義」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.09.27 10:12
ロシアのメドベージェフ大統領が24日の「統一ロシア」党大会で、プーチン首相を党の大統領候補として公式推戴したことで、来年3月に予定された大統領選にプーチン首相が単独出馬する方向が決まった。プーチンはメドベージェフの譲歩に対し、次期首相を予約する形で応えた。こうした約束が現実化すれば、政治的師弟間のプーチンとメドベージェフによる長期政権が可能になる。
プーチンは00年5月、48歳の年齢で任期4年の大統領職に就き、04年に連任した。プーチンは08年の大統領選当時、権力延長の誘惑を振り切って腹心のメドベージェフを後継者に抜てきし、大統領選で当選させた後、自ら首相になった。メドベージェフは執権直後、プーチンとの政治的共感のもと、大統領の任期を4年から6年に延長する改憲案を電撃通過させた。したがってプーチンが2012年の大統領選で成功した場合、最大2014年まで21世紀のツァーリとして残れることになり、メドベージェフも2036年まで大統領職を遂行できるという算術的推論が可能だ。