韓経:【社説】「韓米金利逆転後に危機」という事実を思い出そう
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.02.28 10:36
韓国銀行(韓銀)が昨日の金融通貨委員会で政策金利を年1.50%に据え置き、韓米間の金利が10年ぶりに逆転する見込みだ。来月21-22日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では利上げが有力視される。米国が政策金利を0.25%引き上げれば、年1.50-1.75%となり、韓国より高くなる。10年国債の利回りはすでに米国(26日、年2.85%)が韓国(年2.76%)を上回っている状態だ。
韓米金利の逆転がすぐに資本の流出につながるわけではない。韓銀の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁も「流出圧力が強まるのは事実だが、その可能性は大きくない」と診断した。資本の移動は金利だけでなく国内外の景気、物価、為替レート変動期待、リスク資産選好度、地政学的リスクなどが幅広く影響を及ぼす。