前米国防長官「北が南侵なら核兵器使用、韓国と協議した」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.09 09:35
北朝鮮が南侵すれば、韓国防御のため必要なら米軍の核兵器を使用するという計画が公開された。パネッタ前米国防長官は7日(現地時間)に出版された回顧録『貴重な戦闘(Worthy Fights)』で、2011年10月の訪韓当時、韓国側とこうした立場を再確認した、と紹介した。パネッタ氏は回顧録で、「当時、北朝鮮の侵略から韓国を守り、そのために必要なら核兵器も使用することを含む我々の長期にわたる防御協約を(韓国側と)再確認した」と明らかにした。パネッタ氏は2010年に中央情報局(CIA)局長として訪韓した際、当時のシャープ在韓米軍司令官が報告した非常計画の要旨も伝えた。「北朝鮮が休戦ラインを越えてくれば、我々の戦争計画は、米軍将星(在韓米軍司令官)がすべての米軍と韓国軍の戦力を指揮し、韓国を防御し、必要な場合は核武器の使用も含まれる」という内容だ。
パネッタ氏は2011年10月の訪韓当時、金寛鎮(キム・グァンジン)国防長官(現青瓦台国家安保室長)と韓米安保協議会(SCM)を開き、「米国の核の傘などを含む拡張抑制を提供し、強化する」と強調した。また、シャープ元司令官が「戦争計画」で核武器の使用を報告し、北朝鮮の南侵による全面戦争を想定した作戦計画5027に米軍の核兵器が使用可能戦力に含まれたという観測も出ている。