ＵＨＤ映像を楽しむには高解像度に似合った動画コンテンツも必要だ。この日サムスンは「カーブＵＨＤ ＴＶコロシアム」も公開した。『トランスフォーマー』のマイケル・ベイ監督と協業してＵＨＤ ＴＶ ７台を半円コロシアム形態に連結したのだ。ベイ監督が製作した『トランスフォーマー４』の特別映像も公開した。また、ＵＨＤコンテンツを提供するためにフォックス、パラマウントなど米国映画製作会社と提携して映画・ドキュメンタリー等を含んだ「ＵＨＤビデオパック」を翌月発売する予定だ。

これと共にワールドカップを狙ってサッカー関連機能を強化した。ＴＶ画面を９個に分けた後、視聴者がこのうち１個の区域を拡大すれば選手の足の動作や流れる汗のような詳細な部分までも見ることができる。画面映像を自動分析して背景と事物を区分した後、それぞれ違った深みを吹き込む「遠近強化エンジン」も装着した。サッカーの試合を見てリモコンにあるサッカーボール形のボタンを押せばキャスターと解説者の声だけでなく応援の歓声のような競技場周辺の音まで生き生きと聞こえる。

問題はＴＶ価格だ。現在５５インチと６５インチＵＨＤ ＴＶ製品はそれぞれ３００万ウォン、４００万ウォン（約３０万円、４０万円）の価格帯で販売する計画だ。１１０インチ製品が海外で１５万ドル(約１億６０００万ウォン)で売れるという点を考え合わせると１０５インチ曲面ＵＨＤ ＴＶは約２億ウォン水準で価格が決定される展望だ。サムスンは新製品発売を契機にＵＨＤ ＴＶの主導権を持つという意志を見せた。サムスン電子のパク・クァンギ副社長(映像ディスプレイ事業部)は「ＵＨＤ ＴＶの分野で販売量では全世界２位だが、売り上げ基準ではすでに昨年１２月に１位になっている」と話した。


髪の毛まで鮮明に…ディスプレーが曲面のサムスン電子１０５インチＴＶ（１）