【海軍哨戒艦沈没】生存将兵たち、脱出瞬間の証言
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.04.11 10:10
「必ず生きて帰って来てと言って救命艇・救命浮輪を残した」--。
チェ・ウォンイル天安艦艦長(海軍中佐)と生存将兵たちは沈没事件が起こった先月26日夜11時、離艦直前、残った将兵が水中から脱出できるよう救命艇と救命浮輪を残していたと海軍が9日、明らかにした。特にチェ艦長は緊迫した状況で「皆、落ち着いて。全員助かる。敵の挑発かもしれないので、体を低くして周辺を察するよう」と隊員たちに指示し、冷静に救助作業を指揮したと生存した乗務補助員たちが証言した。天安艦爆発直後船が右に倒れて負傷者が続出した状況で乗務補助員たちは互いを救助する戦友愛を発揮した。
通信長であるホ・スンヘン上士は最初に指揮官であるチェ艦長を救助した。彼は艦長室のドアがひっかかっていたため、槌や消火器などでドアを壊し、消化ホースで倒れていた艦長を引き上げた。チェ艦長も自分のライフジャケットを負傷したオ・ソンタク上士(兵器長)に着せた。