防弾少年団が最近、一連の事態にすっきりと対処した。確実な謝罪とともに改善を約束した。間違って知らされたことに対しては事実関係を正した。

１３日、日本東京ドームで「ＬＯＶＥ　ＹＯＵＲＳＥＬＦ」日本ツアーを始めた防弾少年団はこの日、舞台に上がって最近浮上した問題で心配していたファンたちに「色々な状況によりＡＲＭＹの皆さんはもちろん、全世界の多くの方々が驚いて心配されたと思うと、心が痛い」と話した。また、公演後には所属事務所Ｂｉｇ　Ｈｉｔエンターテインメントが公式立場を出して「Ｂｉｇ　Ｈｉｔは防弾少年団をはじめ、当社所属のすべてのアーティストの活動にあって戦争および原爆などを支持せず、これに反対する。原爆投下で被害に遭われた方々を傷つける意図は一切なく、今後もないことを明らかにする。ナチスを含む全ての全体主義、極端な政治的傾向を帯びた全ての団体および組織を支持せず、これに反対する。このような団体との関わりを通して過去の歴史によって被害に遭われた方を傷つける意図は一切なく、今後もないことを明らかにする」としながら今回の問題に対して謝罪した。意図性がなかったことを強調し、傷ついた人々には繰り返し謝罪した。

事実と違って議論になった部分は正した。Ｂｉｇ　Ｈｉｔエンターテインメントは「問題提起された公演は２０１７年、Ｂｉｇ　Ｈｉｔのアーティストが参加した韓国の伝説的なアーティスト、ソ・テジの記念公演であり、画一的な教育の現状を批判する社会的メッセージを込めた“教室イデア”のパフォーマンスシーンを含んでいる。問題提起された旗およびイメージは、ナチスと関連のない創作アートワークであり、“画一的な全体主義的教育システムを批判”するためのパフォーマンスだった」として「ナチスとの関連性があるというのは全く事実ではなく、むしろ、このような全体主義的な現実を批判するための創作的な要素を含んでいるという点が考慮されなければならないだろう」と強調した。

今回提起された問題を改善するという約束も忘れなかった。防弾少年団側は「この度問題提起された事案だけでなく、さまざまな社会、歴史、文化的な背景に対する理解を基盤に、Ｂｉｇ　Ｈｉｔおよび所属アーティストが活動する上で、細部にわたって気を配り、私共によって心に傷を負う方がいないように、さらに注意を払う」とし、「改めて、Ｂｉｇ　Ｈｉｔがこのような点に気を配る上で至らない点があり、心に傷を負われた全ての方に丁重にお詫び申し上げる」と伝えた。

口先だけの謝罪でなく、所属事務所側は日本と韓国の原爆被害者協会関係者に接触し、提起されている問題に関する説明および傷ついた方々に対する謝罪を進めている。お詫びを込めた書簡も発送した。問題を提起した団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター（Ｓｉｍｏｎ　Ｗｉｅｓｅｎｔｈａｌ　Ｃｅｎｔｅｒ）」には状況を説明しようとする努力中だ。

所属事務所側は「『音楽とアーティストを通じて全人類に慰安と感動を与えよう』というのはＢｉｇ　Ｈｉｔの存在理由だ。また、多様性と包容の時代を生きながら考慮しなければならない要素が多くなったのは私共にも挑戦的な課題だが、これをよく遂行するために最善の努力をつくしたい」と伝えた。

一方、防弾少年団は一部の極右勢力による嫌韓の動きにも東京ドーム公演を成功裏に終えた。５万人の観客から熱い拍手と歓呼を受けた。