世界最古の韓国の金属活字本「直指」、芸術として復活
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.01 10:17
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清州芸術の殿堂広場に設置された「直指ウォール:気づきの瞬間」。『直指心体要節』下巻の活字8000個をプラスチックの箱ひとつひとつに刻んで照明を設置した。(写真提供=直指コリア組織委員会)
現在フランス国立図書館に下巻が残っている『直指心体要節(直指)』は現存する最古の金属活字本だ。1377年清州(チョンジュ)興徳寺(フンドクサ)で刊行された。グーテンベルグの42行聖書より78年も前のことだ。2011年国連教育科学文化機関(ユネスコ)「世界の記憶」(世界記憶遺産)にも登録された「人類の宝」だ。
『直指』に込められた創造的価値を現代芸術に活かす試みの国際イベントが始まる。1日から8日まで、忠清北道(チュンチョンブクド)清州の芸術の殿堂一帯で開かれる「第1回直指コリア国際フェスティバル」(組織委員長イ・スンフン清州市長)だ。清州直指祭りとユネスコ直指賞の授賞式を統合してことしから装いも新たに規模を大きくした。