東レ尖端素材、韓国工場稼働…自動車軽量化素材で世界最大の生産基地に(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.28 11:53
東レグループが群山セマングム産業団地に大規模生産拠点を作ったのは、▽基礎素材確保の便宜性▽韓国が自由貿易協定(FTA)強国という点などが複合的に作用したためだ。日本はPPSの主要需要先である中国とFTAを結んでいない状態だ。したがって日本で生産されたPPS樹脂は6.5%の輸入関税を払って世界最大の需要先である中国に持ち込まなければならない。これに対し韓国で生産するPPSの関税は現在3.9%で、段階的になくなる。
また群山工場は中国と地理的に近く物流費も節約できる。東レの競合会社であるソルベイもセマングム産業団地に工場を建設中だ。