韓国建設会社、国内市場の沈滞で海外進出を突破口に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.03.11 14:26
韓国大手建設会社の海外営業チームに勤務するAさんは米国のCIA(中央情報局)とFBI(連邦捜査局)のホームページを随時チェックする。海外で発注される工事の事業リスクを把握しようと情報を収集するのだ。ホームページに入ると、特定国の詳細動向を把握できる。範囲は政治・社会・経済・文化をすべて網羅している。
建設関連情報をできる限り多く集めてこそ受注戦に参入でき、どの程度の条件(金額・工事期間など)を提示するのが合理的かを知ることができる。アフリカのような開発途上国であるほど、新規進出国であるほど、情報収集の重要性は高まる。判断を誤って受注する場合、テロなど予想外の状況に右往左往し、天文学的な損失を出すことになるからだ。
事業を見つけて海外市場進出を拡大しようとする建設会社が情報収集に熱を上げている。建設産業は他の産業より現地状況の影響を大きく受ける特性があり、情報収集が重要となる。韓国政府もその重要性を認識し、関連支援を拡大している。