青瓦台「平昌冬季五輪の南北分散開催はない」

ⓒ 中央日報日本語版2015.01.09 14:07

韓国の青瓦台（チョンワデ、大統領府）は９日、一部で提起されている平昌（ピョンチャン）冬季オリンピック（五輪）の南北分散開催の可能性を一蹴した。

閔庚旭（ミン・ギョンウク）青瓦台報道官は同日午前、記者と会った席で平昌五輪の分散開催の可能性ついて尋ねられ「分散開催はしないという政府の立場に変化はない」と明らかにした。

これに先立ち今月４日、崔文洵（チェ・ムンスン）江原道（カンウォンド）知事がメディアの取材に対し、北朝鮮が望むなら一部の種目に対して国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）の許可を受けて分散開催を推進することができると言及して混乱が起きた。

柳吉在（リュ・ギルジェ）統一部長官も８日、国会外交統一委員会に出席し、平昌五輪の南北分散開催と関連して「南北間関係がどうなるかによる。全てのことはオープンになっている」と明らかにして論議を呼んだ。ただし統一部は柳長官の発言が議論になると「分散開催が可能だという趣旨ではなかった。政府は現在、平昌冬季五輪の分散開催は検討していない」と釈明した。