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訪朝したヘッカー氏、「建設されたばかりの遠心分離器1千個見た」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.11.22 08:29
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北朝鮮が最近訪朝した米国の核専門家に、遠心分離機1000個余りで作られた最新のウラン濃縮施設を誇示したことがわかった。

ロスアラモス国立研究所所長を務めたスタンフォード大学国際安保協力センターのジークフリード・ヘッカー所長は、先週北朝鮮を訪問した際に寧辺(ヨンビョン)地域で1000個余りの遠心分離機が設置されたウラン濃縮施設を目撃したと自身のホームページで明らかにした。この施設を利用して生産される高濃縮ウラン(HEU)は、北朝鮮が保有することができないウラン核兵器の原料として使うことができる。

 
マイケル・マレン米合同参謀議長は、「北朝鮮の好戦的行動がまた現れた。北朝鮮は信じることができないという点をまた確認させてくれた」と批判した。ヘッカー所長はまた、ニューヨークタイムズとのインタビューで、「遠心分離機があるウラン濃縮施設はいま建設されたばかりとみられ、超近代式統制室(ultra-modern control room)で制御されていた。新しい施設の精巧さに大きく驚いた」と話した。

ヘッカー所長は、「ウラン濃縮施設の撮影は北朝鮮によって拒否された」と明らかにした。ヘッカー教授はこのような内容を数日前ホワイトハウスに私的に報告したと同紙は伝えた。同紙はまた、国際機関の調査官らが北朝鮮を最後に訪問した昨年4月までこうした大規模施設がなかった点から推測すると、北朝鮮が国連安全保障理事会の制裁を避けながら他の国の支援を受けた可能性があると評価した。これに対して韓国の外交通商部当局者は、「もしこのような話が事実の場合は深刻な状況になる」と話した。ヘッカー所長は23日にホワイトハウスと国務省などに報告した後、公式記者会見を行う。

◆遠心分離機=ウラン濃縮に必要な設備のひとつ。原子力発電用低濃縮ウラン生産に使われるが、濃縮濃度を90%以上に引き上げた核兵器用高濃縮ウランも作ることができる。

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