黄砂を吸い込みながら初日の出…韓国気象庁、予報逃す(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.02 13:06
気象庁のホ・ジノ通報官は「予報官会議で黄砂の話が出たが、当時は上層を通過して地上には影響を与えないと判断した」と釈明した。黄砂予報は気象庁の所管だが、環境部国立環境科学院もPM10予報をしていて、黄砂が原因の場合はこれについて言及する。しかし環境科学院は昨年12月31日午後5時、PM10予報文を発表したものの、黄砂については言及しなかった。PM10汚染度も「普通」水準と予報した。
これに先立ち環境科学院はこの日午後3時、西海(ソヘ、黄海)ペクリョン島でPM10濃度が385マイクログラムまで上がったことを把握し、黄砂の可能性を知っていた。環境科学院は気象庁が黄砂観測を発表した後の1日午前7時に黄砂報道資料を出した。環境科学院のホン・ユドク大気環境研究課長は「黄砂の可能性は知っていたが、黄砂予報はまず気象庁の所管であるうえ、科学院はまだ粒子状物質の予報経験が少なく、スモッグ側のみ力を注いでいる」と話した。
◆PM10対策推進=環境部は2015-24年の10年間に4兆5000億ウォン(約4500億円)を投資し、ソウルなど首都圏地域のPM10平均汚染度を1立方メートルあたり47マイクログラムから30マイクログラムに、微少粒子状物質(PM2.5)汚染度は27マイクログラムから20マイクログラムに下げることにした。環境部はこうした内容の第2次首都圏大気環境管理基本計画を確定したとこの日、明らかにした。