前大統領秘書室長「朴前大統領の指示で日帝徴用判決を遅らせるよう要求」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.08.17 10:01
韓国検察が、金淇春(キム・ギチュン)前大統領秘書室長から「朴槿恵(パク・クネ)前大統領の指示で法院行政処長に判決を遅らせるよう要求した」という趣旨の陳述を確保した。金氏の言う判決とは、日帝強占期の強制労役被害者が日本戦犯企業を相手取って損害賠償を請求した事件についてのものだ。
16日、検察などによると、金氏はソウル中央地検特捜1部(部長シン・ボンス)の取り調べ(14日)で「朴前大統領から徴用訴訟対策を用意するよう指示を受け、行政処長と会ってその結果を報告した」と述べた。金氏の言う会合は、2013年12月1日、ソウル三清洞(サムチョンドン)の秘書室長公館で車漢成(チャ・ハンソン)行政処長と尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官と会った席だ。この日の会合には黄教安(ファン・ギョアン)当時法務部長官も同席していたと検察は把握している。金氏は検察に対し、「国益のためだった」という趣旨で陳述しているという。