【コラム】次期米国大統領とTPP(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.25 09:34
だがまだ希望をあきらめる時ではない。まずヒラリー氏が遊説中に語る言葉は彼女が実際に大統領になった時の立場を推し量る正確な指標ではない。事実米国務長官としてクリントン氏はTPPを支持した。その上ヒラリー氏の全体的な外交政策傾向は新孤立主義ではなく国際主義だ。
2番目に、オバマ政権の閣僚のうち米国の戦略的利害の核心であるアジア重視政策を真に体質化したただ1人を挙げるなら、それはまさにクリントン元国務長官だった。国務長官に就任したクリントン氏は日本を最初の訪問国に選択することによりアジアに対する親しみを示した。