【コラム】問題はタイミング…シャープの没落がくれた教訓(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.05 09:11
一般消費者にはなじみがうすい企業だが、キーエンス、村田製作所、ファナック、デンソー、TDK、京セラなどの企業は没落していく日本の電子産業とは違い堅固な成長を続けている。これら企業が止まれば世界最大の電子製品工場であるフォックスコンも止まり、さらにはサムスン電子も新しいスマートフォンケースを製作するのが難しくなる。
日本の産業の成長、特に電子産業の成長の軌跡と同じように歩んできた韓国の電子産業はこの10年余りの間に日本が明け渡した席を埋めている。だが中国など後発走者の攻勢により決してその座も長く持ち堪えられないとの心配が出ているのも事実だ。その心配に打ち勝つには韓国の大企業は「タイミング」を逃してはならないし、また産業全般にわたって根幹もしっかりと作らなければならない。