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【コラム】KBSとNHKの社長へ(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.10.11 11:11
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徹底した資料調査と現場取材、関連者の証言がなければ書くことはできない作品です。小説形式を取ったがノンフィクションドキュメンタリーとして読まれます。文学と精神医学を専攻し、精神科医師としても活動している帚木の激しい作家精神も驚くべきですが、さらに驚くべきなのは彼の冷徹な歴史意識です。作家は河時根の口を借りて「歴史は批判的に見つめる時に光を放つもの」としながら、「自身に有利に歪曲した歴史は少しの間はもっともらしく見えるかも知れないが、真の生命力を得ることはできない」と話します。ドイツがことあるごとに自分たちの誤りを悔いて絶えず歴史を発掘し再照明するのと対照的に、日本は自身の行為に目を閉ざし他国を蹂躪した歴史の跡を忘却で覆ってしまおうとしていると批判します。

私は『海峡』を読んで韓日両国民のためにこの小説を映画化すれば良いと考えました。知ってみたら神山征二郎監督によって95年にすでに映画として作られました。在日同胞青年商工人会議所が中心となって募金した7億円が資金になったといいます。当時ソウルで試写会まで開かれましたが、日本の大衆文化が開放される前のため惜しくも「映画のない試写会」で終わってしまいました。

 
私がお2人にお願いしたいのは2つです。韓日両国民が公営放送を通じこの映画を速やかに見られるようにしてほしいということです。加害者と被害者を離れ両国の国民は不幸だった歴史をありのままに見つめる必要があります。独島(ドクト、日本名・竹島)と歴史問題で韓日両国民のお互いに対する親密感は10年前の韓日ワールドカップ以後最低水準であることが明らかになっています。お互いを知って理解しようとする努力がいつになく切実です。

もうひとつはKBSとNHKが共同でこの小説をドラマにしてほしいということです。両国の俳優と制作スタッフが大韓海峡を行き来して何部作かのシリーズとして共同制作し来年の8月15日に合わせ両国の公営放送が同時に放映すれば良いでしょう。国民が歴史の両側面をバランスをもって見つめられるよう助けるのは公営放送の責務であり使命です。映画とドラマを通じて『海峡』を2つの公営放送で見られることを待ちこがれます。ありがとうございます。


【コラム】KBSとNHKの社長へ(1)

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