韓経:研究開発の投資増えたが…世界最高の研究者のうち韓国人は0.6%
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.25 09:27
「基礎研究の成果は20~30年後にあらわれる。そうするには研究者に対する信頼を基にオーダーメード型の評価をしなければならないが、韓国は13部署に370を超える研究管理規定が別々にある」〔ミン・ギョンチャン延世(ヨンセ)大学教授〕
「良いアイデアは上(政府)から出てくるのでなく、その分野の研究者から出てくる。米国では時間を与えて論文のような深みのある研究提案書が出てくるのに、韓国では科学者が毎年研究費をもらうために提案書をまとめるのにしがみついている」(ヨ・ジュング韓国科学技術研究院ロボットメディア研究所長)。
20日、梨花(イファ)女子大学国際教育館LGコンベンションホール。未来創造科学部の主催で開かれた「大韓民国の基礎研究発展の大討論会」では、韓国の基礎研究発展のために根本的な変化が必要だという研究者からの指摘があふれた。この日の行事は、未来部が科学技術50周年を迎えて基礎研究現場で活動する教授や研究者・大学院生の意見を取りまとめるために4月から地域を回って開いた討論会を決算する場として用意された。行事に参加した科学者200人余りは「国内の基礎研究の土壌を変えるために政府が研究者に多くの自律性を与え、目の前の成果よりも新しい発見ができるように時間を与えなければならない」と口をそろえた。