【社説】今度は列車衝突…韓国、遠い安全社会

【社説】今度は列車衝突…韓国、遠い安全社会

2014年07月23日15時39分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  あまりにもひどい状況だ。今度は太白(テベク)線の文曲(ムンゴク)駅付近で、清涼里(チョンリャンリ)発江陵(カンヌン)行きのムグンファ列車と観光列車が正面衝突した。光州(クァンジュ)で消防ヘリコプター墜落事故が発生してから1週間も経たないうちに、また死者を出す安全事故が起きたのだ。セウォル号沈没事故から3カ月間、上往十里(サンワンシムリ)駅列車追突事故、高陽総合ターミナル火災、消防ヘリコプター墜落など、人命被害を伴った前代未聞の事故が陸・海・空を問わず相次いだ。「安全不感症」「ネジが緩んだ」などの言葉では説明にならない。今はもう「事故不感症」を心配しなければならない状況だ。

  今回の列車衝突事故に対し、韓国鉄道公社(コレール)側は「単線区間の文曲駅で両列車がすれ違う時は、一方の列車が待機線路で待機し、まっすぐに来る列車が通過した後に本線路に進入しなければならないが、観光列車が信号を守らず事故が発生した」と説明した。具体的な状況は調査中だが、今回の事故も人災だ。

  セウォル号事故後に相次いだ安全事故は、まだ原因が究明されていない消防ヘリコプター墜落事故を除いて、すべて人災と確認された。セウォル号の事故で国民全員が集団トラウマを経験し、安全が強調された。これを受け、事故が懸念されるすべての機関と施設の安全点検をやり直すなど、社会全体が苦労した。しかしいつもこれをあざ笑うかのように事故が発生し、事故後に振り返ってみると事前対応は見られない。人命がかかる安全問題まで見せかけでしていたという疑いを否めない。

  このように続く事故は、現在の我々の安全システムでは制御できないということを見せる兆候でもある。これ以上、責任追及と叱責で終えたり、当局の「安全に万全を期する」というリップサービスだけを信じてはならない。安全に関しては基本に戻って再点検すべき時期になった。安全には費用がかかる。政府もお金を使わないのに、該当管理機関に「安全に最善を尽くせ」という指示だけして終えようとしてはならない。費用をかけて国家安全システムを改造するという覚悟で、最初からもう一度始める必要がある。
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