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【コラム】KBSとNHKの社長へ(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.10.11 11:11
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韓日両国の公営放送を代表するお2人に私がこの場を借りて文を載せることになったのは最近読んだ小説のためです。韓国ではあまり紹介されていませんが、日本では有名な帚木蓬生氏が書いた『海峡』という小説です。日本では『三たびの海峡』という題名で1992年に出版されました。出版翌年に第14回吉川英治文学新人賞を受賞した作品であり、帚木の出世作です。韓国では20年が過ぎた先月に日本語専門翻訳家であるチョン・ヘジャ先生の手により韓国語で翻訳され出版されました。

この小説を読んで深い感動とともに大きな衝撃を受けました。日帝末期の強制徴用とからんだ国家の暴力と個人の傷を素材にこのような文学的成果を成し遂げたという事実自体が驚異でした。小説は慶尚北道尚州(キョンサンブクド・サンジュ)の山奥に住む17歳の少年河時根(ハ・シグン)が1943年のある日、青天の霹靂のように強制動員され連れて行かれた九州の炭鉱で体験した強制労働の惨状を赤裸々に見せます。拷問とリンチ、人間以下の待遇と搾取が日常化された高辻炭鉱は作家の表現通り、「狂気に包まれた日本の軍国主義時代」の状況を加減なく表わします。

 
小説で河時根は大韓海峡を3度渡ります。造船所で仕事をするものと思って強制的に連れてこられて初めて渡り、炭鉱を脱出して隠れて過ごし解放とともに帰国しながら再び渡ります。2度目に渡る時は1人ではありませんでした。工事現場で偶然に出会い運命的な愛に落ちた戦争未亡人の日本人女性の千鶴と同行します。1人ではなかった千鶴は愛のためになにもかもあきらめたが、河時根の家族と故郷の人々は彼女に冷たく当たります。娘を探しに尚州まで訪ねてきた父に手を引っ張られ千鶴は赤ん坊とともに日本に戻ります。

40年余りの歳月が流れ事業家として成功した河時根は3度目の海峡を渡ります。成長した息子と邂逅した彼は、強制労働に苦しめられ凄惨に死んでいった炭鉱の同僚を思い、一生の課業を遂行します。強制徴用の象徴であるボタ山をつぶすことで過去の痕跡をなくそうとする日本人の計画を息子とともに撤回させ、炭鉱労務監督の手先となって同胞たちを苦しめた朝鮮人を抱きしめボタ山で心中します。


【コラム】KB犂とNHKの社長へ(2)

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