【コラム】トランプの決議、文在寅の決議(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.07 13:15
6日明け方(韓国時間)、国連安全保障理事会で採択された新たな北朝鮮に対する制裁決議案2371号に関する質問は一つだ。フィニッシュライン(finish line)を目の前にしている北朝鮮の核脅威を阻止することができるだろうか。今回も石油封鎖は外された。北朝鮮が核開発に必要なドルを調達できる抜け穴(loophole)は依然として残っている。今までの状況を考えると、北朝鮮は中国・ロシアの保護の中で国際社会の人道主義的好意を悪用して核ミサイルの完成に総力を注ぐだろう。
新たな制裁決議案2371号が従来より一歩進んだのは明らかだ。北朝鮮をかばってきた中露がせめてこの程度でも動いたのは米国の決議と関係がある。その一つは米国共和党の大物であるジョン・マケイン上院議員が脳腫瘍闘病をしていた病室から歩いて出たことだ。左側眉毛の上に血戦除去手術の跡が鮮明なまま、彼はオバマケアの廃止議論に参加した。そして、その表決で反対票を投げて代案なしにオバマケアを廃止しようという主張を堂々と反故にさせた。