中国に見せつけるように…日本の潜水艦15年ぶりフィリピン入港
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.05 08:46
日本が15年ぶりに潜水艦をフィリピンに派遣するなど中国の南シナ海進出を本格的に牽制して出た。先月29日、自衛隊の海外活動の拡大を盛り込んだ安全保障法制が発効されるやいなや海外の武力示威を強化したと分析されている。米国も原子力航空母艦を南シナ海に送るなど日米共同戦線が構築されながら緊張が高まっている。
海上自衛隊の4000トン級潜水艦である「おやしお」は3日、護衛艦「ありあけ」、「せとぎり」とともにスービック湾に入港した。日本潜水艦のフィリピン入港は2001年以降初めてだ。南シナ海沿岸であるスービック湾は1992年まで米海軍基地があった軍事要衝地だ。西側に中国とフィリピンの南シナ海領有権紛争島しょであるスカボロー礁(中国名・黄岩島、フィリピン名Bajo de Masinloc)がある。
日本の防衛省は「おやしお」が実際に警戒・監視活動に投入されない訓練用の潜水艦であり、フィリピンとの友好親善が目的だと説明した。だが読売新聞は4日「今回の入港は南シナ海で中国の活動を牽制するためのもの」と報道した。護衛艦2隻は6日、スービック港を離れてベトナムに向かう。中国と領有権紛争中であるベトナムを側面支援するためにカムラン湾に最初に寄港する。ベトナムは先月31日、北部湾(ベトナム名:トンキン湾)で中国船舶1隻を領海侵犯容疑で拿捕するなど中国との対立が高まっている。