【中央時評】崔順実事態、絶望そして希望(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.01 10:35
朴槿恵(パク・クネ)大統領は、国会がその日程や手続きを決め次第退くと述べた。一瞬、下野の要求を受け入れたようにも見えるが、時間稼ぎをしようとの下心が見え隠れしているのも事実だ。その程度の処方で国民の怒りは鎮まるだろうか。
朴大統領と崔順実(チェ・スンシル)が共犯関係なのかどうか、また朴大統領が憲法や法律を違反したのかどうかはもちろん重要だ。だが、多くの国民を憤らせたのは、実は関連者の品格そのものだ。私たちはこれまで、任期末になるたびに歴代大統領の見苦しい姿を目にしてきたが、今のように水準が低級なものは見たことがない。
検察が捜査結果を発表する前までは、人々は今回のことを崔順実の壟断として理解していた。崔順実に振り回されていた大統領を残念に思う国民も多かった。しかし、捜査結果は朴大統領と崔順実が共犯であり、関連者一党が全く同じ水準のグルであることを一つ残らず暴いた。