【噴水台】醜いチャイニーズ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.27 08:30
2014年末、台湾では中国本土からの観光客1人のために大騷ぎになった。40代の中国人が台湾最大の通信社である中華電信の立入禁止地域に入ってあらゆる機械を撮影した後、写真をソーシャルネットワークサービス(SNS)にアップしたためだった。彼は「情報機関で撮影した秘密装備」とほらを吹いた。調査の結果、彼は中国本土で会ったこの会社の社員の案内で潜入したという。露出した機械は秘密装備ではなかったが、そうでなくても本土観光客の無礼に怒っていた台湾人を一層憤怒させた。
本土人たちの台湾観光が本格化したのは2008年。本土の観光客は爆発的に増えたがこれに比例して台湾人の対中嫌悪は深まるばかりだった。どこにでもゴミを捨てて唾を吐くのはもちろん台湾人の聖地である蒋介石記念館でも放尿するのが常だったからだ。
香港もこれに劣らなかった。本土人による粉ミルク・おむつの爆買いで香港人もうんざりしていた。植民地時代の頃に自分たちを弾圧した日本人よりも本土人のほうが憎いという世論調査まで出てくるほどだ。