ＬＡドジャースの柳賢振（リュ・ヒョンジン、２６）の左肩にチームの運命がかかっている。

柳賢振は１５日（韓国時間）、米カリフォルニア州ロサンゼルスのドジャースタジアムで行われるセントルイス・カージナルスとのナショナルリーグチャンピオンシップシリーズ（ＮＬＣＳ）第３戦に先発する。

ドジャースはアウェーで行われた第１、２戦に“ワン・ツーパンチ”ザック・グレインキー、クレイトン・カーショーを先発に起用したが、連敗を喫した。チャンピオンシップシリーズが７戦４先勝制に変わった後、序盤に２連敗したチームがワールドシリーズに進出したケースは２３回のうち３回（１３％）にすぎない。柳賢振が好投し、ドジャースが第３戦で勝つ場合、１３％の可能性を生かすことになる。

柳賢振は１４日の公式インタビューで、「序盤から全力投球する」と意気込みを表した。柳賢振は「７試合のうち４回勝たなければいけない状況なので、とにかく勝つピッチングをしたい」とし「序盤に失点しない。たとえ点数を与えるとしても最小限に抑える。３回までは絶対に点数を与えないという気持ちで投げる」と話した。

続いて「チームの打線が沈黙しているが、心配はない。２試合で不振だったからといって心配することではない。いつ爆発するか分からない打線だ」と述べ、チームメートへの信頼を表した。

柳賢振は今季セントルイス戦に１度登板、７イニング１失点（非自責）と好投し、勝利投手になっている。しかし「シーズン中とポストシーズンでは大きい違いがある」とし「自信だけではいけない。適当に緊張感を抱いて投げたい」と警戒を緩めなかった。

カージナルス先発が今季ナショナルリーグ最多勝（１９勝）のアダム・ウェインライトという点については、「私は相手チームの先発投手と対決するのではなく打者と対決する。相手の先発が誰であっても気にしない」と淡々と語った。

ドジャースのマッティングリー監督は「柳賢振は速球で打者を抑えこむパワーピッチャーではない。しかし直球が低く入れば、どの打者も簡単には打てない。直球の制球力が重要だ」と強調した。