広がる口蹄疫「種牛50頭を守れ」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.12.26 09:59
23日午前、中央高速道路洪川(ホンチョン)インターチェンジを抜け江原道横城(カンウォンド・フェンソン)に入った。横城は国内最高のブランド韓牛の産地だ。料金所を過ぎるとすぐ口蹄疫遮断のための車両消毒施設が現れた。車両両側から消毒液を浴びた。窓を明けるとむせかえるような消毒液の臭いが車内に入り込んだ。スマートフォンに速報が入った。口蹄疫疑いで申告があった原州(ウォンジュ)の韓牛農家が精密検査の結果、口蹄疫の陽性と確認されたというニュースだ。原州市と接して北側が横城郡だ。
この時までこの地域の牛は口蹄疫疑い例の申告はあったが感染事実は確認されていなかった。前日に口蹄疫疑い申告が入ってきたという横城鶴谷里(ハッコクリ)を訪れた。ある農家の牛27頭のうち1頭が口から泡を出し、舌の内側に水泡ができたという申告だ。郡庁関係者は、「農場主は原州に家があり横城の農家と行き来するが、その際に口蹄疫ウイルスがついてきたのではないかと心配になる」と話した。