【社説】いつまで北朝鮮の深夜の取り消し通知に振り回さなければならないのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.01.31 08:50
金剛山(クムガンサン)合同文化公演を一方的に取り消した北朝鮮の一昨日夜の行動がわれわれの深い嘆きをさそう。南北が公式合意し発表までした事案をまるで手の平をひっくり返すように真夜中に通知文ひとつでひっくり返したのだ。国が備えるべき信義はかけらほども見られない。北朝鮮は19日夜にも玄松月(ソンウォル)を団長にした北朝鮮芸術団事前点検団の韓国訪問を電撃中止するという通知文を送っている。今夜にも北からまた何か「取り消し」の知らせが飛び込むかも知れない。
北朝鮮は金剛山(クムガンサン)公演の取り消し理由として韓国メディアのせいにした。韓国メディアが「平昌(ピョンチャン)五輪と関連して北朝鮮が取っている心からの措置を冒涜し」ており、特に「北朝鮮内部の慶祝行事まで文句を付けている」というものだ。金剛山公演のために韓国政府が軽油を提供するのが正しいのか、また、北朝鮮の威嚇的建軍節軍事パレードが五輪精神を傷つけるのではないかという韓国メディアの指摘に対する反発だ。これに対し公演取り消しで対抗した北朝鮮の形態は韓国側報道機関と政府に対する手なずけの性格を持つ。