歌手Ｒａｉｎさん（３４、本名チョン・ジフン）を虚偽で告訴して名誉を傷つけたとして裁判にかけられていた６０代女性に執行猶予が言い渡された。

ソウル中央地裁刑事１８単独のオ・ユンギョン判事は２６日、誣告・名誉毀損などの容疑で不拘束起訴されたパク被告に対して懲役１０月・執行猶予２年を宣告した。

パク被告は２００９年からＲａｉｎさんが所有していた建物に間借りして画廊を運営していた。約２０カ月間の賃貸契約を交わしたが、パク被告は建物の欠陥などを理由に賃貸料を支払わなかった。結局、Ｒａｉｎさんは建物から出ていくよう訴訟を起こして勝訴となり、パク被告は建物から退去した。

その後、パク被告は２０１３～２０１４年にＲａｉｎさんを相手取り無差別訴訟を起こした。Ｒａｉｎさんが賃貸借契約書を偽造したとか、Ｒａｉｎさんが建物を修理しなかったため自身の作品が毀損されたなどの内容だった。また、２０１４年からソウル中央地方地裁の正門前などに「Ｒａｉｎが詐欺訴訟を行ってセクハラをした」などの主張が書かれた横断幕を張ってデモを行うこともした。

結局、パク被告はＲａｉｎさんに対して虚偽事実を流布した容疑などで昨年１０月に起訴された。オ判事は「歌手Ｒａｉｎさんの法廷陳述などを総合し、パク被告には虚偽の告訴をするなど有罪が認められる」とし「それでもパク被告は自粛することなく継続して犯行に及んだ」と述べた。