【コラム】これでは中露に東海道を奪われる=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.31 09:16
「ああ、無事に渡ったのだろうか/この一晩で夫は/豆満江(トゥマンガン)を順調に渡ったのだろうか…」(キム・ドンファンの叙事詩『国境の夜』)
キム・ドンファンが口ずさんだ国境の冬まではまだまだだが、零下に下がったこちらの夜は、とても寒かった。
20日夜、中国の延辺朝鮮族自治区の端っこの国境都市、琿春。過ぎ行く秋の美しさを尻目に琿春の冬へと入ったのは、豆満江の下流の熱い物流戦争を見て回るためだった。うらさびしい風景を想像してきたが琿春の夜道は意外にも明るかった。より一層印象的なのは、明るい照明の上に色とりどりに目立つ看板だった。例外なくハングル・中国語にロシア語まで並んで記されているではないか。朝鮮族、中国人、そしてロシア人の暮らしがどれほど近く絡み合っているのかを端的に雄弁に物語る場面だった。