輸血によって、30代女性2人がエイズに感染したことが明らかになった。これで87年以降、輸血でエイズに感染した人は16人に増えた。
大韓赤十字社(韓赤)が29日伝えたところによると、03年8月、献血したキム某氏(23)の血を輸血されたA氏(30)とB氏(35)がエイズに感染したことが、最終的に確認された。2人がエイズに感染した後、夫・子女など家族への二次的な感染はなかったものと確認されている。また、当時、白血病患者のC氏にも、キム氏の血液が輸血されたが、同年9月に亡くなった。
韓赤は「C氏が感染によって亡くなったのではない、と見ている」とした。韓赤は、また、昨年7月、C型肝炎(HCV)に感染した40代男の血液を輸血されたD氏(32、女)が肝炎にかかっており、もう一人のHCV感染者の血液を輸血された3人が、昨年9~11月亡くなった、と伝えた。