【コラム】韓国、超過税収が過去最大…国民の財布を甘くみるのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.02.11 15:22
政府は毎年税金がいくら入るか(歳入)を予想した後、これに合わせて国の歳出計画を出す。税収が予想以上に少なければ必要な資金が不足して大騒ぎになるが、予想よりも多ければ税金を過剰に徴収したということだ。昨年はその金額が25兆ウォン(約2兆4800億円)にのぼった。政府が国民・企業の財布をはたいて国庫を満たしたという批判が出る理由だ。
企画財政部が8日に発表した「2018会計年度総歳入・総歳出最終結果」によると、昨年の国税収入は293兆6000億ウォンだった。歳入予算(268兆1000億ウォン)に比べて25兆4000億ウォン(9.5%)の超過税収が発生した。過去最大規模だ。
経済見通しが外れるように税収予測も実際とは異なったりする。しかし金額があまりにも大きいうえ、4年連続という点で深刻だ。超過税収規模は毎年増えている。超過税収は2015年2兆2000億ウォン、2016年9兆9000億ウォン、2017年14兆3000億ウォンで、昨年25兆4000億ウォンに急増した。毎年補正予算を編成するなど一時的な政策を繰り返すのも税収予測を正しくできないからだ。4年連続で予測が外れれば政府の「税収推計モデル」に問題がないかを確認する必要がある。