8人目のMERS患者、8日間会社・病院に通い数百人接触=韓国(1)

8人目のMERS患者、8日間会社・病院に通い数百人接触=韓国(1)

2015年05月29日11時38分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  中国に出張に行った40代の男性が中東呼吸器症候群(MERS)感染者だと明らかになる中で、追加感染(3次感染)の懸念が広がっている。この男性が接触した職場の同僚や同じ航空機に乗った乗客ら数百人に危険範囲が拡大した可能性がある。6人目の患者もいまだに正確な感染経路が分からず不安感を高めている。このため6人目の患者が感染後に行った首都圏のある大学病院が集中治療室を閉鎖したという変なうわさまで出回っている。

  ◆飛行機感染の可能性あるか=44歳の8人目の患者は、26日に香港経由で中国広東省に入った。飛行機を2便利用した。彼の上下左右の近接距離にいた乗客が最大56人、乗務員は3人だ。出入国の過程で接触した空港職員が何人かは分からない。学界では飛行機内の感染の可能性は低いとみている。2012年にヨルダンでMERSの発症が初めて確認されて以降、飛行機内の感染者が報告されたことがないためだ。8人の患者が飛行機を利用して英国・ギリシャ・イタリア・オランダなどに入国したが機内感染者は発生しなかった。ソウル大学病院のオ・ミョンドン教授(感染内科)は「まだ機内で感染した事例は1件もない。近くの座席はもちろん乗務員も感染したことがない」と話した。オ教授は「もしその間にウイルスの感染力が上がったとすれば、前後20程度の席に座っていた搭乗客は安心できない」と話した。

  この8人目の患者はこれまで当局の管理を全く受けていなかった。19日に発熱症状を見せた後、27日に中国の病院に隔離されるまで8日間、会社・病院に通い家族と生活していた。防疫当局の初期疫学調査が不十分だったためだ。彼が3人目の患者である父親(76)を見舞った時、同じ病室に入院中だった最初の患者(68)から感染したものと推定されている。3人目の患者は21日に確診判定を受けた。通常ならば当時病室に彼の息子が一緒にいた事実を明らかにして最低限、自宅隔離の措置をするべきだった。だが防疫当局は父親と4人目の患者である姉(46)からこうした話を聞くことができなかったという。ヤン・ビョングク疾病管理本部長は「初期疫学調査の過程で感染疑いのある者(8人目の患者を指摘)を発見できなかったのが原因」としながら「3人目の患者と彼の娘が、ほかの家族が病室にいたという事実を明らかにしなかった」と話した。疫学調査の基本を見逃していたのだ。

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