ヴェネツィア・ビエンナーレ9日開幕・・・SF映画のような韓国館(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.08 14:29
本展示でもキム・アヨン、イム・フンスン(46)、ナム・ファヨン(36)の3人の韓国美術家が6年ぶりに招待された。キム・アヨンは中東に労働者として派遣された父の記録をもとに物質でありエネルギー源でもある石油とこれをめぐる国際外交を扱ったパフォーマンスと設置作品を出した。イム・フンスンは縫製工場の助手として40年働いた母親から出発し、アジアの女性労働者をインタビューした映画『慰労工団』を出品した。9日の開幕式では国家館別・作家別の授賞式も開かれる。昨年の建築展で韓国館(コミッショナー:チョ・ミンソク)が最高賞の金獅子賞を受賞した上に今年は5人の審査委員団に初の韓国人審査委員としてイ・ヨンウ元光州(クァンジュ)ビエンナーレ代表が参加し、今年はいつになく期待が高まっている。
◆ビエンナーレ外戦=2年ごとに世界美術の中心はヴェネツィアへと移る。ビエンナーレを観るために全世界の美術館関係者、芸術家や後援ギャラリー、コレクターらが集まる。彼らの目を引くための競争がビエンナーレ内外で激しくなっている。本展示・国家館展示のほかにもビエンナーレ側が承認した並行展示が44件開かれる。このうち「単色画(モノクローム)」、イ・メリ参加の「山水、未来での洞察」、チョン・グァンヨン、キム・ジュンの「残された開拓地」などが韓国現代美術関連の並行展示だ。このほかにキム・スジャ、パク・ビョンチュン、イ・ヒョンジュン、チャン・ジア(企画キム・スンミン)らがヴェネツィア各地で展示を開き、韓国美術の多彩な面を紹介する。