【時論】統一準備、言葉だけで進めるのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.02 14:47
新年早々から統一準備の真っ盛りだ。昨年、統一テバク論(テバク=bonanza、大もうけ/大当たり)と統準委スタートに続き、今年も朴槿恵(パク・クネ)政権の外交安保対北朝鮮政策の核心の話題は、統一準備に合わせている。新年の業務報告でも政府は平和統一の基盤構築法を推進して部署別統一担当官を指定すると明らかにした。光復(解放)70周年を迎えて南北共同の多様な行事と協力事業も推進するという方針だ。ところで相次ぐ統一準備の事業などを見ながら、実際の状況ではなく「言葉のごちそう」で終わらないだろうかという疑問を持つのはなぜだろうか。
政府が明らかにした統一準備事業は、ほとんどが北朝鮮との協力と対話によってのみ可能なことだ。しかし南北対話という言葉がはびこるだけで再開できずにいて南北関係は依然、冷たい状態だ。互いに足並みが乱れて神経戦に没頭しているような今の南北関係で、政府が構想している光復70周年南北共同記念委員会は果たして構成すらできるのか疑わしくならざるをえない。