【社説】韓国新経済チーム、景気浮揚は正攻法でいくべき
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.06.29 13:10
景気指標が尋常でない。統計庁によると先月の鉱工業生産は2.7%減少した。2008年12月のマイナス10.5%以降5年5カ月ぶりとなる下げ幅だ。今年に入り3月を除きマイナス成長が続いている。設備投資・建設工事も同様だ。
心配なのはこうした生産・投資不振が一時的な現象ではないという点だ。経済成長率は2010年の6.5%でピークとなった後3%前後に大きく落ち込んだ。消費や設備・建設投資もやはり2010年以降下がり続けている。海外の事情も明るくない。国際通貨基金(IMF)と米連邦準備制度理事会(FRB)は今年米国の成長見通しを相次いで0.7~0.8ポイント引き下げた。欧州はデフレの恐怖に捕らわれている。この渦中にウォン相場は連日上昇し、1ドル=1000ウォン水準まで脅かしている。輸出を柱とする韓国としては四面楚歌の局面だ。