靖国放火中国人「自国で裁判受けたい」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.11.30 10:32
靖国神社に放火した容疑で日本側が韓国に身柄引き渡しを要求している中国人の劉強元受刑者(38)が、「日本に引き渡されれば公正な裁判は受けられないため、中国で裁判を受けることを望む」という立場を明らかにした。
29日にソウル高裁の審理で開かれた犯罪人引き渡し請求の初裁判で、劉元受刑者は「1級戦犯14人の遺骸が安置された靖国神社に火をつけて、過去の問題処理に消極的な日本政府の反省を促そうと思った」とし「日本よりも中国で裁判を受けたい」と述べた。
劉元受刑者はこの日、「平壌(ピョンヤン)出身の祖母が強制的に従軍慰安婦になり、祖父も日帝侵略期に韓国語を教えたことで西大門刑務所で拷問を受けて亡くなった」と家族歴を説明した。続いて「自分の利益のためではなく、慰安婦の苦痛を味わった韓国人と中国人の尊厳性を守るための抵抗だった」と放火の理由を説明した。