<五輪水泳>失格、誤審、ドーピング…そして再挑戦、韓国の「朴泰桓」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.05 13:06
マリンボーイは試練を乗り越えた後、すべてのことに超然としている。父パク・インホさんも師匠のノ・ミンサン監督も、五輪出場が決定すると涙を流したが、朴泰桓本人は豪州で黙々と練習を続けた。涙を流して成長した朴泰桓はもう少年ではない。
「4回目の五輪だからか落ち着いている。順位に対するプレッシャーが全くない。今年(自由形400メートル)世界ランキング6位だから」。
朴泰桓の体格は水泳選手として大きい方ではない。身長183センチ、体重74キロだ。朴泰桓の体格は他のトップクラスの選手に比べて不利だ。今年の自由形200メートルランキング1位の孫楊は198センチ、89キロだ。自由形400メートルのランキング1位のマック・ホートン(20、豪州)は190センチ、88キロ。朴泰桓は今まで身体的な限界を絶えない努力と天性の水泳センスで補完してきた。左右呼吸、ストローク、キック回数を自由自在に調節する能力が卓越している。しかし水泳は練習をしなければ記録を短縮するのが難しい。朴泰桓は「水泳は少しでも練習を休めばすべてのものが『ゼロ』に戻る」と話す。