주요 기사 바로가기

<ソチ五輪>「アディオス、ヨナ」 氷上に残した軌跡は歴史に…あなたのおかげで幸せだった(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.02.21 10:34
0
最後にスケート靴を履いたのは、いつだっただろうか。記憶をたどっていたら、もう深夜0時。いよいよ競技が始まった。女王の帰還!キム・ヨナが金メダルを取らなければなければならないと大騒ぎをするメディアが気にくわなかったが、競技が始まるとすぐに私もやはり彼女を応援した。ライバル選手たちの失敗に安堵しながら何となく心配になった。

4年前のバンクーバーオリンピックのボンドガールのイメージがあまりにも強かったのではないか。『悲しみのクラウン』の音楽と振りつけは私には少し地味に感じられた。しかし彼女ほど氷上から自由な選手はいなかった。

 
その難しいジャンプを彼女は平然とこなす。とても簡単に見えて、私もスケートさえ履けば真似ることができそうだ。動作と動作の間の柔軟な、部分的な要素を繋いでいく老練さで、彼女を凌駕する選手はいなかった。

私がヨナに感心するのは、ジャンプやスピンのようなスケート技術ではない。ロシアの10代の少女アデリナ・ソトニコワ、イタリアの老練なカロリーナ・コストナーのスピンも立派だったが、氷上を滑る腕と足はキム・ヨナのように滑らかに見えなかった。

ヨナの演技は完ぺきだった。容易に見える文章が実際は書きにくいように、その無我の境地に達するまで彼女は倒れて起きる過程を何度も繰り返したのだろう。

フィギュアスケートは芸術と運動が結びついたスポーツ。衣装や選手の顔の化粧に至るまで、その国の美的レベルを代弁する。キム・ヨナは大韓民国の文化芸術がIT強国に次ぐ水準に達したことを世界に知らせた。

氷上に降りてくるあなたこそ、美しい。私たちはあなたを忘れることができないだろう。

アディオス。

◆チェ・ヨンミ=1961年ソウル生まれの作家。92年『創作と批評』で登壇。80年代の現実と人生を告発して否定した初めての詩集『三十、宴は終わった』が文壇の注目を浴びた。詩集『夢のペダルを踏んで』や散文集『時代の憂鬱』などがある。


<ソチ五輪>「アディオス、ヨナ」 氷上に残した軌跡は歴史に…あなたのおかげで幸せだった(1)

【特集】ソチ冬季オリンピック2014

関連記事

最新記事

    もっと見る 0 / 0
    TOP