【社説】朴前大統領の弾劾から2年…教訓を記憶しているのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.03.11 11:06
朴槿恵(パク・クネ)前大統領が憲法裁判所で弾劾されてから昨日で2年となった。2017年3月10日に憲法裁は当時の朴大統領の罷免を宣告し、「きょうの宣告がさらなる国論分裂と混乱を終息させ、和合と治癒の道に進む土台になることを望む」と伝えた。韓国政治は史上初の大統領弾劾の教訓を記憶しているのか問わざるを得ない。
与野各党が昨日出した論評を見ると、依然として対立と葛藤の構図から抜け出せていないことを確認できる。野党・自由韓国党が公式論評をしない中、共に民主党は「韓国党は弾劾を否定し、さらに朴前大統領の赦免を云々している」(首席報道官)と批判した。民主平和党は「弾劾主役勢力が改革の足かせとなり、政府は改革と民生解決で成果を見せられずにいる」(首席報道官)だった。正しい未来党は政府・与党に対して「ろうそくの精神と弾劾精神は正しく具現されているのか、深く疑わざるを得ない」(報道官)と指摘した。一昨日、ソウル都心あちこちでは「弾劾無効」を叫びながら朴前大統領の釈放を要求する集会が開かれた。