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【コラム】「ワインシルクロード」を育てる中国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.27 13:08
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10日に中国北京市房山区で第1回「ワインシルクロード」というアジアワイン品評会が開かれた。筆者は審査委員として、また韓国伝統酒の歴史と展望に関する発表者として招待され参加した。

5日間にわたり房山区のさまざまなワイナリーを訪問した。韓国で開かれる大規模国際行事よりも賑やかな広報だった。会場として使ったリゾートのロビーには品評会に出品された数百種類のワインが陳列され自由に試飲できた。筆者が驚いたのは規模だけではなかった。中国ワインの品質が優れているという点だった。

 
房山区のワインの歴史は1991年に波竜堡葡萄酒業有限公司から始まったという。房山区は北京西部郊外地域でソウル市の面積の3倍ほどの2019平方キロメートルになる山岳地域だ。海抜1000メートル以上の峰が山脈を作り風景が良く、多くのリゾートがあった。この地域は降水量が年間600ミリ程度で、昔は非常に寂寞とした不毛地だったという。ここに醸造用ブドウ品種を植え最新式発酵装備と熟成施設を設け良質のワインを生産することになった。99年に設立された「シャトーライオン」は欧州の古城を思わせるほどの豪華なワイナリーで、広大なブドウ園に醸造施設とともに世界のワイン展示館とレストランを備えて観光客を誘致しワインを広報販売していた。

中国はすでに世界トップのビール生産・消費国だ。伝統的な白酒も持続的な改善を通じ全世界2億人の華僑と自国民の消費で毎年3%ずつ成長している。70年代以降米国のナパバレーがワインだけ作っていた所から世界的な観光地として開発されたように、北京の房山区は野心あふれる「ワインシルクロード」というプロジェクトを推進している。彼らは2000年前に砂漠を開拓しシルクロードを作ったように、農業と酒、そして観光業を融合し、荒れ地を黄金の地にしているのだ。

秋の収穫が終わろうとしている最近、韓国の農村ではため息が四方から聞こえる。コメ農家はコメ価格下落に、リンゴ農家は販路に悩んでいる。韓国政府ではコメ農家直払い金、果樹廃園補助金などで農産物削減に数兆ウォンを注いでいる。自給率が21%にすぎない食糧不足国で農産物の減産に集中している残念な現実に胸が痛い。農業と食品産業、そして観光業は第4次産業革命時代に多くの働き口を提供できる宝庫だ。農産物減産に熱を上げるのではなく、加工業を育成して原料を多く生産する農家に増産奨励金を支給するのが賢明ではないだろうか?

歴史と文化、そしてストーリーで武装した欧州のワイナリーの専有物だったワイン産業が中国の荒れ地で花を咲かせるとは! 朝鮮時代各地に数多くの名酒があったように、観光名所になる醸造場を育成し地域韓流を呼び起こす日がくるよう祈ってみる。

イ・ジョンギ酒博物館リクアリウム館長

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